2012年3月19日月曜日

買えなかったバナナ

くまごまちゃんだよ。

ある日くまごまちゃんは、帰るのが遅くなっちゃったときがあったよ。

くまごまちゃんはもうすぐおうちに帰れるってときだったんだけど、
そのときふと、ものすごくバナナが食べたくなったんだ。
甘いバナナを食べれば疲れもふっとぶって思うほどだったよ。
その衝動をどうしても抑えきれなくて、
くまごまちゃんはおうちのちょっと先にあるコンビニまでころころと向かったよ。

一本90円のバナナを発見したくまごまちゃんは、やっぱりコンビニバナナは高いんだなあ。
と、ちょっぴり不満に思いつつも一本だけ手に取って
でもバナナが食べられると思ってうきうきしながらレジに持って行ったよ。

そして、次の瞬間、あることに気付いたんだ・・・
なんと、くまごまちゃんはお財布を持っていなかったんだよ。
そのときおうちにまっすぐ帰るつもりだったくまごまちゃんは、
お財布をおうちに置いていたんだよ。

まさかの展開にくまごまちゃんも唖然だったけど、
バナナ一本すら払えないお客さんが来たことに、レジのお兄さんはもっと唖然だったと思うよ。

これを読んでるみんなの中には「まるでサザエさんじゃないか」
と思った子もいるかもしれないけど、
現実はサザエさんより厳しいもので、笑ってる人は一人もいなくて、
ちっとも愉快じゃなかったよ。
だからくまごまちゃんはただうつむいてお店を出ることしかできなかったよ。

コンビニをでてから、やっぱりバナナが恋しくて、一回だけ振り返ったんだ。

そしたらくまごまちゃん、顔は知ってるけど目があった時だけ挨拶するってくらいの
知ってるひとが、窓際で雑誌を読んでいるところを見てしまったんだよ。

バナナが買えなかったこともショックだったけど、
ちょっとした知り合いの人にとっても恥ずかしいところを見られてしまったことがわかって
くまごまちゃんは、心の中で涙をながしたよ。

家に帰るともちろんバナナはなくて、
くまごまちゃんはしかたなくおせんべいを食べて早めに寝たよ。

それからくまごまちゃんはそのコンビニには寄り道をしないようになったよ。
節約だからね。

ぷー。

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